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誰が高血圧と決めたのか?──ガイドラインの真実

自然と暮らす血圧ケア
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自然と暮らしと血圧の話|第3回

「高血圧の基準」は誰が決めている?

血圧が「140を超えたら高血圧」と聞いたことがあると思います。では、その基準は一体誰が、どんな根拠で決めたのでしょうか?
実はこの数字、日本高血圧学会という専門団体が定期的に見直しながらガイドラインとして提示しています。

2019年に発行された最新版では、診察室血圧で「140/90mmHg以上」を高血圧と定義。その裏には、疫学的データと統計的な「変曲点」という考えがあります。

変曲点とは?数値に潜む“危険ライン”の発想

変曲点とは、「血圧がある数値を超えると病気の発症率が一気に高まる」境目のこと。
脳卒中や心筋梗塞などのリスクが、あるラインを境に急上昇する。その点を拾って、「ここを超えると危険」と定めたのが今の基準です。

しかしそれは“集団の傾向”を示す統計の話であり、すべての人にそのまま当てはまるわけではありません。

生活習慣の変化が「基準値」を変えていく

昔はもっと高い血圧でも問題にされませんでした。しかし今は、降圧剤の進化や生活習慣病の増加により、より早期からの介入が重視されるようになりました。

その結果、リスクの「ライン」は少しずつ下がってきています。でも、だからといって「数値が下がるほど健康」なのかは別問題です。

“あなたにとって”のちょうどいい血圧とは?

数字はあくまで目安です。本当に大切なのは「あなたの体にとっての適正な血圧」を知ること。
年齢や体格、生活環境によって“ちょうどいい値”は変わります。ガイドラインは参考にしつつ、自分の状態と照らし合わせて判断することが大切です。

次回予告:ショウガは本当に効くのか?

第4回では、自然療法のひとつ「ショウガ」が血圧に与える影響について、実験や論文ベースで解説します。なぜショウガが注目されるのか、その仕組みを一緒に紐解いていきましょう。

▶ 第4回:「ショウガは本当に効くのか?論文から見る自然の力」につづく

シリーズ名:自然と暮らしと血圧の話

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