自然と暮らしと血圧の話|第6回
血圧の“上下”に隠れたリスク
血圧というと「高いと危ない」というイメージが定着しています。しかし、「低すぎる血圧」もまた、見過ごせない体への影響を及ぼします。
今回は高血圧と低血圧、それぞれの“怖さ”を比較してみましょう。
高血圧のリスクとは?
高血圧の最大のリスクは、血管にかかる圧力が常に高くなることで、血管そのものが劣化・破裂しやすくなることです。
脳卒中、心筋梗塞、大動脈瘤など、命に関わる疾患と密接に関係しています。
また、初期には自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行する“サイレントキラー”とも呼ばれます。
低血圧のリスクとは?
一方、低血圧の主な症状は「めまい」「立ちくらみ」「集中力低下」など、日常生活に支障をきたすことが多いのが特徴です。
血液が脳や臓器に十分に届かなくなるため、慢性的な疲労感や食欲不振も起こりやすくなります。
ただし、低血圧は高血圧に比べて命に直結する重大疾患の発症リスクは低いとされています。
どちらが“怖い”?答えは「体と状況による」
高血圧も低血圧も、それぞれのリスクと対処法が異なります。<
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