自然と暮らしと血圧の話|第7回
薬に頼る前にできること
血圧のコントロールは薬だけに頼るものではありません。実は、毎日の暮らしの中にこそ、血圧を自然に整える力が秘められています。
今回は、生活習慣を見直しながら血圧を穏やかに整える方法を、具体的に紹介していきます。
① 食事──塩だけじゃない“バランス”が鍵
減塩が重要なのはもちろんですが、ポイントは「カリウム・マグネシウム・食物繊維」の摂取です。
野菜、果物、豆類、海藻、発酵食品などをバランスよく摂ることで、血圧を支える土台が整います。
② 運動──無理なく続けられる“歩く力”
軽い有酸素運動はNO(一酸化窒素)産生を促し、血管をやわらかく保ちます。
1日20〜30分のウォーキングでも十分効果的。階段の利用や買い物時の“寄り道”歩きでもOK!
③ 睡眠──自律神経を整える最強の回復法
質の良い睡眠は、交感神経の興奮をおさえ、血圧を自然に下げてくれます。
就寝前はスマホを控え、リラックスできる環境を整えることが大切です。
④ ストレス──心が整えば血圧も整う
緊張・怒り・焦りといったストレス反応が続くと、血圧は上昇しやすくなります。
呼吸法、アロマ、お風呂、趣味の時間など、自分に合ったストレスケア習慣を持つことが、血圧ケアの近道です。
⑤ 習慣化こそ最大の“予防薬”
どんなに素晴らしい方法でも、一時的なものでは血圧は変わりません。
小さな習慣を毎日積み重ねることこそが、最大の自然療法です。
次回予告:薬なし生活の実例とそのリアル
第8回では、実際に薬を使わず血圧を整えた人たちの体験談をご紹介。リアルな声から学べることがきっとあります。
▶ 第8回:「薬なし生活の実例とそのリアル」につづく
シリーズ名:自然と暮らしと血圧の話
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