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血圧が上がるのは悪いこと?──加齢と血圧の関係

自然と暮らす血圧ケア
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自然と暮らしと血圧の話|第1回

年齢とともに、なぜ血圧は高くなるのか

「年をとると血圧が高くなるのは当たり前」とよく言われます。確かに、加齢に伴って多くの人々が血圧の上昇を感じるものです。しかし、この現象にはしっかりとした理由があります。
寒い場所に行くと血圧が上がるのは、心臓が抹消の血管まで血液を送り届けようと頑張っている証拠。体が寒さに対応するため、血流を保とうとする機能が働いているのです。
では、「血圧が高いこと=悪」なのでしょうか?本当にそうでしょうか?血圧の上昇が意味すること、そして体がそれをどう利用しているのかを一緒に探っていきましょう。

血圧が上がるのは、体の「補償反応」かもしれない

血圧とは、心臓が血液を全身に送り出すときにかかる圧力のことです。血液を体の隅々に届けるためには、その圧力が必要です。しかし、加齢とともに血管が硬くなることで、この圧力が必要以上に上昇します。
これは、水道管が硬くなったときに水圧を上げないと水が届かなくなるのと似ています。血管が柔軟でなくなると、血液が遠くの末端まで届かなくなるため、体はその補償として血圧を上げていきます。
つまり、血圧が上がるのは「体の末端まで栄養を届けるため」の自然な働きなのです。この仕組みがわかると、血圧の上昇を悪者扱いする必要はないことがわかります。

血圧上昇=悪ではないという考え方

高血圧が長期間続けば、脳卒中や心疾患などのリスクは確かに高くなります。しかし、血圧が上がることが必ずしも悪いわけではありません。体の仕組みとして、必要に応じて血圧を上げることは生命を守るための重要な反応なのです。
ただし、上昇した血圧が「なぜ上がったのか?」をしっかりと見極めることが重要です。寒さや加齢による血管の硬化、ストレスなどが影響している場合、これを改善することで血圧は自然に安定することもあります。

例えば、寒い時期や体温が低いときに血圧が上昇するのは自然な反応ですが、これが長期的に続く場合には生活習慣の見直しが必要です。また、過度のストレスが原因で血圧が高くなることもあります。その場合、リラックスする時間を作ることが重要です。

降圧剤の使い方を考え直すべきかもしれない

血圧が高いと診断された場合、すぐに降圧剤が処方されることが一般的です。しかし、すぐに薬を使うことが必ずしも最適なアプローチではないかもしれません。生活習慣を見直すことが最も効果的な方法の一つです。
薬で血圧を下げることは短期的には有効ですが、根本的な原因が解決しない限り、薬に依存し続けることになります。運動や食事、ストレス管理など、生活全般を見直すことが血圧管理には不可欠です。

次回、第2回では降圧剤の効果とリスクについて、さらに深掘りしていきます。果たして、降圧剤を使うことが本当に最適な選択なのか、改めて考えてみましょう。

次回予告:降圧剤とのつきあい方を見直そう

第2回では、医師がどのように降圧剤を処方するのか、その基準やリスクについて深掘りしていきます。

▶ 第2回:「降圧剤は本当に必要?統計値と現実のはざまで」につづく

シリーズ名:血圧と暮らしを整える──薬に頼らない10の視点

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