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HACCPの考え方を取り入れた衛生管理の手引き書

ジンジャーシロップの製造・販売
この記事は約3分で読めます。

HACCPの考え方を取り入れた衛生管理とは?

HACCP(ハサップ)とは、食中毒を未然に防ぐための衛生管理手法です。食中毒の三原則を基本に、「生物的危害(細菌やウイルス)」「化学的危害(洗剤・農薬など)」「物理的危害(金属片・異物など)」といった健康被害の原因となる危険をコントロールすることが目的です。

食中毒の三原則をご存じない方は、以下の記事も参考にしてください。

▶ 食中毒の三原則について解説した記事はこちら

この記事の目的

この記事では、HACCP制度の義務化に対応するための基本的な知識と、現場で役立つ衛生管理の実践方法をわかりやすく解説します。

  • HACCPとは何か?
  • 衛生管理計画の作成手順

小規模な飲食店や製造者の方に向けて、すぐに実行できる手順をまとめました。

衛生管理計画の4ステップ

  1. Plan(計画):衛生管理計画を作成する
  2. Do(実行):計画に基づいて実施
  3. Check(記録):実施内容を記録し確認する
  4. Act(改善):見直して最適化する

STEP1:衛生管理計画を作成する

計画は次の2つで構成されます。

  • 一般的な衛生管理のポイント
  • 重要管理のポイント(温度管理)

一般的な衛生管理のポイント(7項目)

  • 原材料の受け入れ確認
  • 冷蔵・冷凍庫の温度確認
  • 交差汚染・二次汚染の防止
  • 器具の洗浄・消毒
  • トイレの洗浄と消毒
  • 従業員の健康管理
  • 手洗いの徹底

それぞれ「いつ」「どのように」「問題が起きたらどうするか」を具体的に書き出しましょう。

サンプル資料

衛生管理表や記載例のサンプルもご用意しています。

重要管理ポイント:温度管理

細菌が最も繁殖しやすい「危険温度帯(10〜60℃)」をいかに避けるかがポイントです。

管理対象は、次の3グループに分類されます。

第1グループ(非加熱)

冷たいまま提供する料理。要冷蔵管理が重要です。

第2グループ(加熱)

75℃以上で1分間以上の加熱を徹底。中心温度の確認も推奨されます。

第3グループ(加熱→冷却)

加熱後に冷却するメニュー。危険温度帯に長くとどまらない工夫が必要です。

例:小分け、流水冷却、鍋ごと冷蔵など

▶ 特に「ジンジャーシロップ製造」ではこの第3グループが該当します。

STEP2:実行する

計画に基づいて日々の業務に取り入れましょう。記録はその日の終わりにまとめて行って構いません。

STEP3:記録し、確認する

特記事項には「問題が起きた内容」と「その対処方法」も含めて記載しましょう。

STEP4:振り返り、改善する

記録はつけるだけでなく、週1回・月1回など定期的に振り返って活用します。同じミスを繰り返さない工夫と管理の最適化が目標です。

まとめ

  • 記録は1年間保管し、保健所の確認に対応できるようにしましょう。
  • 異物混入や悪臭、健康被害につながる情報は保健所へ報告してください。

小さな積み重ねが、大きな信頼につながります。

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