【テストステロン】ショウガがホルモンバランスを調整する!?メタ分析

40歳を超えるようになってから、近くのものが見えづらくなってきました。

これが俗にいう「老眼」であることは認識していたのですが、否定したい自分もいました。

年々近いのもか見えづらくなってきたので100円ショップで老眼鏡を買ってきて使ってみると近いものがよく見えるようになりました。

というわけで老眼は確定したのですが、メガネを掛けてからの方が老眼の進行が早いように感じます。なるべく使わないように心掛けているところです。

人類にとって老眼は「老い」なのか「進化」なのかはさておき、長年に渡って体を使っていると変化が出てきます。

ホルモンバランスもそうであり、今回の表題にあるテストステロンについてお話しします。なぜこのテストステロンを取り上げるのかといますとテストステロンとショウガの効果の論文があったので記事にしました。

テストステロンは通称男性ホルモンなどと呼ばれていますが、女性にもあるホルモンなので男女問わずに最近このような自覚症状はありませんか。

  • 最近、元気が出ない
  • 以前より疲れやすい
  • 睡眠が浅く寝た気がしない
  • 性的な興奮が下がってきた

などの心当たりがあるあなたに読み進めて悩みの解決に役立てていただきたいと思います。

Show 姜太郎
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テストステロンについて説明しますね

テストステロンとは

テストステロンの分泌は脳の視床下部の指令(ホルモン分泌)によって、次の下垂体が指令を受けます。視床下部の指令を受けた下垂体はホルモン分泌により次の器官に指令を出すリレー方式になっています。

女性ならば卵巣男性ならば精巣へ下垂体の指令が届きます。卵巣はエストロゲンプロゲステロンを分泌し、男性はアンドロゲン(主にテストステロン)を分泌します。

視床下部ー下垂体ー性腺系

上の図のように視床下部から下垂体、そして精巣と卵巣に届きホルモンを分泌させます。

分泌されたホルモンが血中に運ばれ、血液中のホルモン濃度がある程度以上になると視床下部が感知し視床下部からのホルモンの分泌を制御します。

制御されれば次の下垂体もホルモンの分泌は制御されます。

おのずと精巣や卵巣のホルモン分泌も制御されます。

テストステロンの働きとは

実際にテストステロンはどういう働きがあるのか男性と女性に分けて解説します。

視床下部から指令を受けた下垂体は黄体形成ホルモン卵胞刺激ホルモンを分泌します。

男性の場合

男性の生殖器官を発達させ、体毛の成長や骨や筋肉の量の増加などの他の性的特徴を促進します

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精巣で男性ホルモンが作られます

女性の場合

エストロゲンとプロゲステロンを分泌し月経と排卵を周期的におこすようになります

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卵子の成熟を促進させて排卵を誘発させます

テストステロンの分泌量が減ると

物理的にホルモンの分泌が減少した場合には体はどうなるのでしょうか。

男性の場合

「性欲減退」「勃起障害」「認知技能の低下」「睡眠障害」「血管運動障害」「気分障害」がみられます。また除脂肪体重の減少や内臓脂肪の増加、精巣萎縮や骨減少症、女性化乳房および薄い体毛が出現するケースもあります。

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テストステロンの欠乏は,冠動脈疾患および前立腺癌のリスクを高める危険性もあります

女性の場合

ホルモンの分泌が低下すると月経周期がなくなるため閉経となります。エストロゲンとプロゲステロンの相互の働きによって体のバランスを保っていますのですが、分泌異常でホルモンバランスが崩れて、俗にいう更年期障害という状態になります。

更年期障害になるメカニズムと症状

更年期になると卵巣の機能が低下しエストロゲンの分泌量が減ります。

すると脳の視床下部がエストロゲンを多く分泌させるホルモンを分泌し、これが脳下垂体から性腺刺激ホルモンを分泌します。

本来なら、この性腺刺激ホルモンの働きで卵巣からエストロゲンが分泌されるようになりますが、卵巣の機能が低下しているため、性腺刺激ホルモンが多く出てもエストロゲンのホルモン量が増えることはありません。

それを繰り返すうちにホルモンバランスや自律神経のバランスが乱れていきます。

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症状としては「ほてりやのぼせ」「めまい」「動悸」「息切れなど全身の不快な症状」や「イライラ」「不安」など

精神的な症状が起こるのが更年期障害です。

メタ分析

テストステロンを増やすために様々な栄養補助食品や薬用植物を利用している人もいるのではないかと思います。そこでテストステロンに対するショウガの効果をお伝えします。

論文で見る可能性

ショウガの根には、ジンゲロール、ジンゲロン、ジンギベレン、グルコシド-6-ジンジャージオール、フラボノイド、揮発性油など、いくつかの強力な抗酸化化合物が豊富に含まれています。これらの抗酸化物質は、酸化ストレス、酸化促進剤(スーパーオキシドイオン、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素などの活性酸素種)と抗酸化物質の間の不均衡から生殖器官の両方を保護し、前者に有利に働きます。生姜の根は、精巣、前立腺、精巣上体などのさまざまな男性生殖器で、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、カタラーゼ(CAT)、グルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)などの特定の抗酸化酵素の活性を高めることがわかっています。さらに、生姜は、精巣のアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、アルカリホスファターゼ(ALP)、乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)などの細胞損傷マーカーを弱めることがわかっています。したがって、酸化ストレスの減少と精巣細胞の酸化促進剤に対する抗酸化防御機構の強化は、テストステロンの生合成を強化する可能性があります


>>米国国立医学図書館国立衛生研究所 サリームアリバニハニ 生姜とテストステロン

ショウガにはテストステロンの産生を増やす効果が認められました。ショウガはまだ色々な可能性を含んだ食材であることを期待してまとめることにします。

まとめ

結論として、ショウガをテストステロンに関連付ける研究は、特に酸化ストレス状態でのショウガの補給が男性のテストステロン産生を高めるようです。

黄体形成ホルモン産生の増強、精巣のコレステロールレベルの増加、精巣の酸化ストレスと脂質過酸化の減少、抗酸化酵素の活性の増強、血中グルコースの正常化

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血流の増加によって起こる精巣では、精巣の重量を増加させ、テストステロン受容体を健康にします。

ですがテストステロンに対するショウガの効果は人ではまだ確認されていませんが、今後は期待が持たれる研究結果でした。

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